はじめに
エンジニアになりたい方々へ。
情報系の大学(国立)の院卒で、東京のWeb系のメガベンチャーへエンジニアとして新卒入社し、現在シンガポールでエンジニアをして生きています。
プログラミングスクールで学ぼうかと悩んでいるあなたへ、プログラミングスクールに高いお金を払わなくてもスキルを着実に身に着けれるように学習ロードマップに沿って書籍を紹介いたします。
その1 ~プログラミング言語の入門書~
まずはプログラミングの基礎を勉強してみましょう。
エンジニアになるうえで、「プログラミングを楽しめる」ことはすごく大事なことです。覚えないといけないこともたくさんあるし、一通りわかった気になっても、次から次に知らないことが出てくるし、技術自体も進化していって、覚えたことが使い物にならなくなることもあります。
プログラミングの基礎の本をやる上で気をつけておきたいのが、
最初からすべて完璧に覚えなくていいということです。
なぜかというと、実際になにかを作りながら忘れるたびに繰り返し読み返していたら身につくからです。
私は大学ではじめにロボットのマイコンを動かすためにC言語から学んだのですが、
駆け出しエンジニアの方々にはRubyやJavaをおすすめします。
いろいろな言語に手を出さず、最初はどれか1つを選んでしっかり理解しましょう。
どれを選んでいいかわからない方は、Javaを選んでみてはいかがでしょうか。Javaをしっかり理解しておけば、他の言語の理解もしやすいと思います。
Webでかいつまんで勉強するより、最初は本を買って流れを通して勉強することが近道だと思います。
その2 ~基本情報技術者~
「エンジニアになりたいけど、文系出身で、、」という方は基本情報技術者試験のテキストで勉強されることをおすすめします。理系で情報系の授業をとっているとエンジニアになるうえで知っておきたい基本的な知識を身につけることができるのですが、そういった知識がない文系の方は基本情報技術者試験のテキストで情報技術の基礎的な知識を身につけてください。「えぇ、試験かぁ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、私の意見としては試験を合格するための勉強はしなくていいと思います。目的は知識をみにつけることであって、試験に合格することではないので、そこはプレッシャーに感じずに、テキストを買って読んでみるだけでいいと思います。もちろん、エンジニア未経験の方は基本情報技術者の資格をもっていれば就職・転職で評価されるというのはあると思うので絶対とらなくていいとは言いません。
その3 ~HTML & CSS~
プログラミングの基礎、情報技術の基礎が身についたら、HTMLとCSSのを学びましょう。
今、まさに見ているこの画面はHTMLとCSSによって描画されています。
どうやったらこのように文字や画像を出したり色をつけたりしているのかというところを実際に手を動かしながら学習しましょう。
楽しみながら学べる分野です。
HTMLやCSSについても完璧にすべての要素を暗記する必要はないです。
「へー、こうやったら、こんなことができるんだ」というスタンスで一通り触ってみるのがいいです。アプリを作りだしてから、どうやって書くかを都度調べると覚えるようになるので、最初から暗記する必要はありません。
その4 ~Webアプリケーションフレームワーク~
知識が深まってきたところで、Webアプリを作って行きましょう。
Webアプリを作りだすと、今まで学習してきた点と点が繋がり、理解が深まっていくはずです。
そもそも、「フレームワークとは。。?」という方もいらっしゃると思います。
フレームワークはアプリを作るためのひな形・枠組みのことで、お作法にしたがって作業すれば簡単に機能を実装できるよといったものです。
各言語によって人気のフレームワークが存在していて、RubyであればRuby on Rails, JavaはSpring, PHPはLaravelなどがあります。そういったメジャーなフレームワークは情報も多いですので、使われることをおすすめします。
その5 ~Webを支える技術~
Webアプリを作る上で必要な知識を身に着けましょう。
基本情報技術者試験の知識は情報技術の基本でしたが、この本はWebサービスを作っていく上での技術や設計思想といった実務につながることが書かれているのでぜひ読んでいただきたいです。
その6 ~リーダブルコード~
基礎が身につき、アプリが作れるようになったら、きれいなコードを書くためのベストプラクティスを身に着けましょう。
エンジニアとして会社に所属したら多くの場合が、チームに配属され他のエンジニアと一緒にプロダクトを開発していくことになります。自分ひとりで趣味で開発しているときはどんなに汚いコードを書いていても自分が書いたコードだからわかるかもしれないですし、生産性が下がっても自分に跳ね返ってくるだけなのでまあいいでしょう。しかし、チームで開発をする場合は誰がみても、いつ読んでもわかりやすいコーディングをする必要があります。
わかりやすくてキレイなコードの書き方のコツやテクニックが詰まった1冊となっているので必読です。
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